提案概要
これまでのお打ち合わせでお伺いした御社の現状・課題をもとに、サンライズ様の業務課題に最適なAI×ワークフロー導入プランをご提案いたします。本提案は、個別機能の説明ではなく、「どの経営課題が・どう解決され・いくらの価値になるか」に焦点を当てています。
ヒアリングで見えた3つの本質課題
1. データはあるが、活用できていない ― スーパーカクテルにデータは蓄積されているが、取り出しが面倒で現場が使わず、報告で終わって改善につながっていない。
2. 業務が「人」に依存している ― 収穫変動の振り分けや総菜の受発注取りまとめが、ベテラン・特定担当の暗黙知と申し送りで回っている。
3. 内製化したいが、現場が動かない ― 社内にIT人材がほぼおらず、過去の取り組みは現場で定着せず頓挫。「現場に合うか」が成否の鍵。
| 観点 | 内容 |
|---|---|
| 本ご提案 | AI活用の伴走支援(内製化支援)。新システムは入れず、今の基幹(スーパーカクテル)とチャットワークの裏でAIをつなぎ、手作業を肩代わり。経営が見たい数字は即レポート化します。 |
| 進め方 | 月額20万円・最低2か月のスモールスタート。リスクを抑え、最初に「現場が確実に喜ぶ1本」を形にします。 |
| 費用対効果(結論) | 同等の専門性を採用すれば年1,200〜3,000万円+採用リスク。本提案は年240万円で「必要な時だけ」。さらに属人作業の工数削減だけで費用はほぼ自己回収します。 |
御社が直面している経営課題
これまでのお打ち合わせの内容は一貫しており、課題認識にズレはありません。下記5点が、経営に直結する論点です。
| No. | 経営課題 | 放置した場合のリスク(経営インパクト) |
|---|---|---|
| ① | 属人化した振り分け 収穫変動の店舗按分・総菜の工場振り分けが暗黙知/申し送り頼み | 事業継続リスク。ベテラン・特定担当が抜ければ業務が止まる。過去の自動振り分けソフトは“痒いところに届かず”失敗 |
| ② | 基幹データの死蔵 各自バラバラ・吸い上げが面倒・報告で終わる | 意思決定が回らない。予実・進捗を「明日の改善」に繋げられず、判断が遅れる |
| ③ | 人手不足・夕方残業 総菜の受発注取りまとめで主婦層が夕方まで残業 | 人材定着リスク。早く帰りたい層の離職要因。増員は採用難・高コスト |
| ④ | 内製化したいが人材ゼロ+現場アレルギー 過去の取り組みが現場で定着せず頓挫 | 変革疲れ・社内不信。「また使えないものを」と思われ、次の一手が打てない |
| ⑤ | 買収先(仲卸)のアナログ業務 ほぼ紙・人手不足で改善に着手できない | シナジー未実現。裏返せば大きな伸びしろ |
経営層がめざす状態 / 現場が求める状態
経営層がめざす状態
・データが一元化・共有され、「明日の改善」に繋がる
・社員が自ら作って運用する自走組織(内製化)
・削減できる業務を減らし、人手不足の構造を改善
・最小リスク・高い費用対効果で、来期計画に乗せられる
現場が求める状態
・新ツールを覚えたくない。今のやり方のまま楽に
・夕方残業をなくして早く帰りたい(主婦層)
・属人的な“連絡・確認”の手間から解放されたい
・「やらされ」でなく自分で作れる・面白い体験
ご提案するワークフロー(優先順位つき)
経営インパクト × 現場の喜び × 費用対効果で優先順位づけしました。
| 優先 | ワークフロー | 解決する経営課題 / 費用対効果の根拠 |
|---|---|---|
| S | 総菜 受発注→材料算出→工場振り分け→連絡 | 残業・人材定着+属人化 / 8人時/日の削減が明示 |
| S | 収穫変動の店舗別 振り分けAI(チャットワークBot) | 属人化=事業継続リスク / ベテラン依存の解消 |
| A | 基幹データを“聞くだけ”でレポート/ダッシュボード化 | データ死蔵 / 開発依頼・BIツール・カスタム100万超の削減 |
| B | 日報・数字集計の自動化(チャットワーク完結) | 現場負担ゼロでデータ蓄積・自分ごと化 |
| B | 温度・品質管理アラート(暗黙知の形式知化) | 食品安全・属人チェックの撤廃 |
| C | 経営ダッシュボード(品目別売上・予実・推移) | 経営の見える化 / 現場巻き込み後に |
| 将来 | 買収先(仲卸)のデジタル化・PMI支援 | M&Aシナジー / 紙業務の自動化・激務緩和 |
全体像 ―「現場は変えず、裏でAIがつなぐ」
graph LR
subgraph IN["現場の入口(変えない)"]
direction TB
A1["チャットワーク"]
A2["スーパーカクテル
(基幹 / CSV)"]
A3["メール・電話・FAX"]
end
subgraph HUB["AIワークフロー基盤(n8n × AI)"]
direction TB
B1["つなぐ・読み取る"]
B2["算出・振り分け・転記"]
end
subgraph OUT["経営の成果"]
direction TB
C1["残業・属人の解消"]
C2["データの見える化"]
C3["社員が自走(内製化)"]
end
IN --> HUB --> OUT
最優先ワークフローの中身
① 総菜 受発注 → 材料算出 → 工場振り分け → 連絡
スーパー総菜部門からの受注は一番遅い時間に届きます。受発注担当(主に主婦層)が必要材料を算出し(数量直指定に加え、キット注文は企画書から逆算)、3工場へ振り分け・仕入担当へ連絡。このため夕方6〜7時まで残業が発生しています。
graph LR
A["総菜部門から受注
(夕方に集中)"] --> B["必要材料を自動算出
数量直指定+キット企画書から逆算"]
B --> C["3工場へ振り分け
ルール+イレギュラーを学習"]
C --> D["各工場・仕入担当へ
チャットワークで自動連絡"]
D --> E["人は確認・例外だけ
→ 夕方残業ゼロへ"]
② 収穫変動の店舗別 振り分けAI
受注500→入荷482→不足18個を、「チラシ実施店優先」「担当がうるさい店は減らせない」等の暗黙知でベテランが按分。これを、チャットワークBotが「18個不足。優先順位は?」と聞き、社長は番号を返すだけでAIが按分する形に置き換えます。
③ 基幹データを“聞くだけ”でレポート化
スーパーカクテルから出せるCSVさえあれば、「先月の品目別売上を出して」「予算より遅れている案件は?」と自然言語で聞くだけで、社内の誰もがレポート/ダッシュボードを引き出せます。開発会社への都度依頼もBIツール契約も不要です。
費用対効果 ― 本提案の核心
費用対効果は4つの角度から生まれます。① 採用比のコスト差 ② 工数削減 ③ 内製化=資産が残る ④ 守りのROI。
① 「AI人材を採用する」 vs 「伴走で外注する」
| 観点 | 採用する場合 | 本提案(伴走で外注) |
|---|---|---|
| 費用 | 年1,200万〜3,000万円(AI込み人材の相場) | 年240万円(月20万円) |
| 立ち上がり | 採用に数か月+戦力化に半年〜1年 | 即着手・即戦力 |
| リスク | ミスマッチなら丸損 | 合わない月で見直し可。リスク最小 |
| 知見 | 1人の経験の範囲 | 多数の自動化実績の勘どころ |
② 工数削減 = 費用は“ほぼ自己回収”(総菜振り分けの例)
| 項目 | 試算(前提つき) |
|---|---|
| 総菜の受発注→振り分け→連絡 | 8人時/日(やり取り=連絡・確認が大半) |
| 月間(22営業日換算) | 約 176人時/月 |
| 人件費換算 | 月 約30〜35万円相当(時給2,000円換算/年 約360〜420万円) |
③ 「作ってもらう」コストの削減 = 内製化で資産が残る
スーパーカクテルのカスタムは1件100万円超。従来は「見たい数字」のたびに要件定義→ベンダー開発でした。内製化できれば、今後の小改修・レポート作成は社内で完結=外注費を継続的に削減。過去の「何も残らなかった」取り組みとは逆に、つくったものは御社の資産として残ります。
④ 守りのROI(数字に出にくいが経営に効く)
| リスク | 本提案による効果 |
|---|---|
| 主婦層の夕方残業 → 離職 | 残業解消で人材定着(採用難時代の守り) |
| ベテラン不在で振り分けが止まる | 誰でも回せる状態にし事業継続性を確保 |
| 温度チェック漏れ等の食品安全 | 暗黙知を形式知化しアラート化 |
過去の失敗を繰り返さない進め方
過去の取り組みが定着しなかった懸念=「現場に合わなければ」。これが唯一にして最大の論点です。本提案は、その原因を最初から外す設計です。
| 過去うまくいかなかった理由 | 本提案での解決 |
|---|---|
| 現場に「新ツールを使う」負担を強いた | 現場は今のやり方のまま。AIは裏で動き、覚えさせない |
| 他人が作ったものは“自分ごと”にならない | 社員が自分で作れる内製化を伴走。詰まった所だけ勘どころを提供 |
| 汎用ソフトは“痒いところに届かない” | 御社業務に合わせた個別ワークフロー(暗黙知も学習) |
導入ロードマップ(案)
gantt
title AI内製化 伴走ロードマップ(案・柔軟に調整)
dateFormat YYYY-MM-DD
axisFormat %m/%d
section 立ち上げ
業務棚卸し・ロードマップ策定 :a1, 2026-06-16, 21d
section インパクト1本目
総菜 受発注→工場振り分け(PoC) :b1, 2026-07-07, 35d
効果実証・現場レビュー :b2, after b1, 14d
section データ活用
基幹データを聞くだけレポート化 :c1, 2026-08-18, 30d
section 横展開・内製化
収穫振り分け/日報/温度ほか :d1, 2026-09-15, 30d
幹部会議プレゼン・AI勉強会・社内移管 :d2, after d1, 30d
ご提供プラン(料金)
| 区分 | 内容 | 費用(目安・税別) |
|---|---|---|
| ① 月額伴走費 ★今回おすすめ | 要件定義・構築・定例・チューニング・運用サポート。最低2か月/その期間に1つワークフローを構築 | 月額20万円〜 |
| 初期費用 | 初期セットアップ | 10万円 |
| ランニング | n8n(基盤)+必要に応じてAIのAPI | 月 8,000〜10,000円程度 |
| (参考)② フルスクラッチ開発 | インターフェースから専用開発(従来ベンダー型) | プロジェクト都度見積 |
| (参考)③ 買い切りワークフロー | ピンポイントの自動化を1本提供 | 25万円 |
ご支援体制
| 役割 | 主な業務 |
|---|---|
| AIコンサルタント(弊社) | 御社の“手足”として全体設計・優先順位付け・定例。専任担当の新設は不要 |
| 実装エンジニア(弊社) | n8nワークフロー/AI/スーパーカクテル連携の実装 |
御社にお願いするのは、定例(月2回・1.5〜2時間)へのご参加と、業務情報のご共有のみです。
まとめ・ネクストステップ
| 時期 | アクション |
|---|---|
| 本提案ご確認後 | 月曜の経営幹部会議で30分プレゼンの日程調整 + 無償AI勉強会で若手を巻き込み |
| 並行 | 総菜振り分けの実工数・対象品目・3工場のルールをヒアリングし、費用対効果を精緻化 |
| 合意後 | 2か月の伴走で「動く1本(総菜振り分け)」を構築 → 効果実証 → 横展開 |
株式会社ピースフラットシステム / HP: https://peaceflat.com/ / Email: sales@peaceflat.com
情報セキュリティ:ISMS(ISO/IEC 27001)認証取得。経済ニュースWBSでも事例が紹介されています。